装丁:寄藤文平+鈴木千佳子
仕様:B6判 上製 184ページ
発刊:2015年11月
ISBN:978-4-904292-63-1 C0095
『点滴ポール 生き抜くという旗印』から2年、
岩崎航、待望の初エッセイ集。
僕は生きよう。生きていこう。
39歳、詩人、筋ジストロフィー、
絶望の淵で見出した希望。
幸せとは、生きる力とは何か?
噓のない本当の言葉だけで綴る、
28篇のエッセイ集。
〔プロフィール〕
岩崎航 ( いわさき・わたる)
1976年仙台市生まれ。詩人。本名は、岩崎稔。仙台市立向山小学校、仙台市立五橋中学校、宮城県仙台第一高等学校通信制課程を卒業。3歳の頃に進行性筋ジストロフィーを発症。17歳のとき、自分の未来に絶望して死のうとまで考えたが、「病をふくめてのありのままの姿」で自分の人生を生きようと思いを定める。今は胃ろうからの経管栄養と人工呼吸器を使い、在宅医療や介護のサポートを得て自宅で暮らす。
25歳から詩を書き始め、2004年の秋からは五行歌を詠む。2013年7月、詩集『点滴ポール 生き抜くという旗印』(写真・齋藤陽道/小社)を刊行。各界から大きな評価を得る。
2014年には、仙台にて詩人の谷川俊太郎と自身初となる朗読会を開催。以後、講演会、トークイベントなど、精力的に活動中。本書は初のエッセイ集である。