谷川俊太郎の最新詩集。
著者の自選による、初収録のひらがな詩46篇を収録。
装画は、「ミッフィ―」のディック・ブルーナ氏による鮮やかな花の絵です。
かなで書いているので、子どもの詩集と思われるかもしれませんが、これは私の中に今もひそんでいる子どもの言葉をかりて、老人の私が書いた大人の詩集です。
ヒトが木の年輪(バウムクーヘン! )のように精神年齢を重ねていくものだとしたら、現在の自分の魂の中にゼロ歳から今に至る自分がいてもおかしくありません。
ハハ、チチ、バアバ、ジイジなどが登場しますが、特定の家族ではなく、架空の家族の架空の場面をイメージして書いています。 谷川俊太郎/本書あとがきより
装丁:名久井直子
判型:四六変形判
上製112ページ
発刊:2018年9月
ISBN:978-4-904292-82-2 C0092